私は過去5年間ベトナムで仕事をしてきました。その後日本へ帰って来たのですが、
なぜか日本では仕事がしにくい。
やることがわかっているのになかなか到達しないのです。
なぜか?
その疑問を解決できる本を見つけましたので紹介します。
本のタイトルは「日本人が知らない世界標準の働き方」。
筆者は日本と海外を往復しながら、海外の会社にて仕事をする中で、日本人と外国人の仕事に対する考え方を各種データをまじえながら、わかりやすく語っています。
その約270ページの本の中で、私の心に刺さった部分はおそらく5ページぐらいでしょう。
ただ、その5ページで私のモヤモヤが吹き飛びました。
なぜ、日本では仕事がしにくいのか!
それは、発生した問題に対する臨機応変さです。
本書では航空会社におけるチケッティングシステムのトラブルをイタリアのLCCと日本の航空会社で自身の体験を記載しながら、なぜそこまで違いが出るのか、自分の考えを述べていました。
私はこの部分を読み、なるほど、と強く衝撃を受けたのです。
日本人は何事もルールが一番大事、定められたものをその通りに実施する事が一番の価値だと考えます。
一方、海外では、物事の本質は何なのか、問題に対して多少ルールを逸脱しても結果目的が達成できるのであれば、そちらを選択し実行に移します。
これが日本で仕事がしにくい原因だと理解したのです。
今やどの国でも仕事は常に現状を打破し、次へのステップへと上る方法を常に考えております。
それは現状維持=衰退だからです。これは多くのサラリーマンが理解していることです。
ただ、実際の仕事になると、「前例がない!」「誰がやるの?」など、なかなか動こうとしない。
日本は「いつやるの?」、という問いかけに「いつかやります。」と答え、海外では「今やります。」と答える。
私は知らず知らずのうちに、「今やります。」の世界に慣れてしまったのかもしれません。
たしかに物事の順番を考え、きちんと戦略を練ってから仕事を勧める、非常に大事です。
「石橋をたたいて渡る」ですね。
ただ、これでは海外との差は開く一方です。
それじゃあ、日本ではどのようにすればよいのか!!!
わかりません。
じゃあ、私はどうすればいいのか?
わかりません。
日本の中にいて、日本の会社に所属している。その会社の暗黙のルールなのですから、
私一人が騒いだところで、到底かわりません。
じゃあ、泣き寝入りなの?
会社にもいろいろな人がいるわけですので、「今やります。」と言ってくれる人が一人はいます。まずは、その人とお友達になることから始めようと思います。
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